
CORPORATE
Jan222026
変化とともにある、私たちのデザイン
nide Inc.は、今年20周年イヤーを迎えました。
ここまで続けてこられたのは、関わってくださったクライアントの皆さま、
共に働いてきた仲間、そして仕事を通じて出会った多くの人たちのおかげです。
まずは心から感謝をお伝えします。
リーマンショックや震災、コロナ禍など、大きな変化が訪れるたびに、私たちはその影響を正面から受け止め、事業や働き方を問い直しながら進んできました。
変化にただ耐えるのではなく、その中に潜む新しい視点を探し続けてきたことが、私たちの歩みを支えてきたと感じています。
これからの未来は、さらに大きな構造変化が進んでいきます。
AIの進化、自動運転の普及、働き方や学び方の再編、そして高齢化が進む社会における生活様式の再構築。
技術と人口動態の変化によって、人の行動や暮らしを支える仕組みだけでなく、価値観そのものも更新されていきます。
こうした変化は脅威ではなく、新しい問いと出会うための条件だと考えています。
だからこそ、これからのnide Inc.の使命を、あらためて言葉にしておきます。
私たちはデザインの思考と技術で、関わる組織に利益をもたらします。
ブランドの価値が育つこと、市場との関係が整うこと、選べる未来が増えること。
組織が前に進むための余白をつくることも、私たちが生みたい利益です。
そのために、私たちは外部の制作会社として振る舞いません。
クライアントの組織の一員として機能し、ともに考え、ともに判断する。
制作は目的ではなく、そのための手段のひとつです。
20年を振り返ってみると、私たちの仕事は「知って、考えて、つくる」を繰り返してきた時間でした。
この言葉はシンプルですが、私の中では具体的な手続きとして捉えています。
深く観察し、読み取り、構造化し、形にし、確かめ、また整える。
デザインの価値は成果物そのものよりも、この更新の手続きに宿っていると考えています。
デザインは課題解決の技術として語られてきました。
しかし現実の課題は、解決した瞬間から状況や人の行動によって姿を変え、次の欲求や別の課題を生みます。
だから私たちの仕事は、完了ではなく更新です。
問いを立て直しながら応答を重ね、伝わる形へ整え続ける。この姿勢は、技術がどれだけ進化しても変わりません。
AIの急速な進化で表現や制作の手段が増えることは、仕事が代替されるというより、選択肢が増えることだと捉えています。
手段が増えるほど問われるのは、発案と選択です。
何を問うか。どれを選ぶか。何を捨てるか。nide Inc.は事業判断の壁打ちとして、思考の精度を上げる役割を担っていきます。
これからのnide Inc.は、日本とアジアを往来しながら、多様な文化や市場に触れ、新しい問いを発見していきます。
ベトナムを皮切りに、ASEANの他地域にも広がっていく可能性を視野に入れつつ、
変化が加速する世界の中で、価値の芯をつくり直す存在でありたいと考えています。
特定の地域にとどまらず、展開に応じて柔軟にフィールドを広げていくつもりです。
20年という節目を迎える今、あらためて未来への歩みを始めます。
これから出会う人や出来事を大切にしながら、移り変わる社会の中で、
nide Inc.は確かな意志をもって前に進んでいきます。
また、20周年イヤーとして、一年を通してさまざまなイベントも企画していきます。
日頃の感謝を直接お伝えできる場として、そして新しい対話が生まれる場として、ぜひ気軽にご参加ください。
詳細は順次ご案内します。
私たちにとってこれらのイベントは、賑やかな集まりを増やすためのものではありません。
顔を合わせて話し、考えを共有し、次の問いを持ち帰るための時間です。
仕事は成果物だけでできているわけではなく、信頼や理解が積み重なる過程の中で育っていきます。
その土台を、もう一度丁寧につくり直したいと思っています。
この一年が、次の20年の入口になるように。
どこかの場でお会いできたらうれしいです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
この節目に合わせて、nide Inc. の二十周年特設サイトを公開いたしました。
私たちのこれまでの軌跡と、未来へ向けた視点をまとめていますので、よろしければぜひご覧ください。
